IT企業でうつ病

IT業界で10年勤務。うつ病2回。勃起不全。只今闘病中でこれからの人生をどう生きていこうか考え中。

うつ

「これまでを嘆くよりもこれからを語る」ことが大切

寝たきりの生活から徐々に社会性(働いたり、他人と関わったり)を取り戻す段階にいる私は、その中でどうしても自分の「無力感」「無能感」に苛まれる事がある。 「どうして私はなにもできないのだろうか」「同じ30代の人と比べて何もできないじゃないか」と…

うつ病は初めの一歩目で疲れてしまう

ここ最近、アルバイトに勤しんでいる事もあってか、生活にメリハリが出てきている。夜眠れないことも無くなったし、抑うつ状態になる頻度も減ってきた。一日に何回かはあるのだが。 うつ病に関する専門書に触れ合う機会が多い環境でアルバイトをしているため…

自信が崩壊してしまった自分と向き合うという困難

うつ病を患うと、今まで築き上げてきた「自信」がゼロになる。自分自身を全く信用できないし、今まで培ってきた諸々に対しても不信感が強くなり、それが積み重なって「自分の殻に閉じこもる」ようになる。 例を挙げると、「自分の話し方に自信が無い」⇒「他…

「〜べき」論の多くは心を縛り付ける鎖である。

鬱病を患っている人の多くは、自分の行動規範が「〜するべき」という「べき論」に支配されているケースが多いように見受けられる。 あくまで自己統計に基づく感想なので、これが一般的な考えでは無いことは事前にご了承頂きたい。多くは、自己の治療の中で気…

【心の心電図】空や音によって心の反応を確かめる

鬱病になると感情の起伏がなくなり基本的にネガティブの最下層を低空飛行している感覚を持つ。燃料切れで着陸しようにも、着陸場所もなく燃料ギリギリで旋回している様で安心もできず、恐怖感や焦燥感に苛まれ、それをどうすることも出来ない自分に対する無…

「多様性」を受容しようという風潮は「多様性」ではなく「単一性」を受容しようという風潮である。という話

昨今、「LGBT」や「障害者」に対する注目がにわかに高まってきており、様々な方面で「多様性」「多様性」という単語が目につく。 はてさて、この「多様性」っていうのはなんなんだろうか。様々な種類を包括的に表現した単語、というところだろうか。 しかし…

歩くスピードで勝負するのではなく、「一歩一歩を噛み締めながら生きているか」が大切

最近、SNSから意図的に離れている。どうしても外界の状況と自分の状況を「比較」するクセがマダマダ抜けないようで、「どうして自分はこんな状態なんだろう」と自罰的になってしまうためだ。これは治療の妨げになるので、思い切ってシャットアウトするように…

「心」のお話

恋愛すると女性が綺麗になる、というのは「恋」をすることで「女性ホルモン」の分泌が活発になるがゆえで、これも「心の動き」が影響している。 こういう「恋」などのポジティブな「心のパワー」は認知されているのに、ネガティブな側面は認知されない。とい…

「協調性」は集団の能力を最大化させる要素であって「足の引っ張り合い」で最小化させるものではない

人間は生まれてから大なり小なり「集団」に所属しながら生きていく。家族、地域、学校、会社...etc 知人であれ他人であれ「自分以外の誰か」と生きていくことが必要とされる。故に、「和」を乱さないための「協調性」という要素が重要視される。 何事も助け…

客観性が失われる鬱病

100%の「客観性」なんてものは持ち得ないことは知っているが、健康だった頃は自分の変化に対して一定の認識を持てていたように思う。 しかし、鬱病になると100%「主観的」にしか頭があたらかず、その影響もあり「希死念慮」などの感情に思考が支配され、麻…

ガッガリしたよ by両親からの電話

はい。先日、両親から電話があった。 内容的には、仕事は見つかったのか、結婚はどうするんだ、病気の状態はどうなんだ、と質問攻めをくらい、心配してるの、不安なの、と言われゲンナリしたわけ。 んーとりあえず生きてるって事だけに感謝って出来ないもの…

ホリエモン(@takapon_jp)近大卒業式スピーチを観て

はい。観ましたよ。近大のホリエモンスピーチ。 近大といえば、マグロ養殖などで数年前から脚光を浴び始めた「異端な大学」という個人的な認識で、今回の卒業式も面白い人選したなと。 スピーチを聴いての感想は、「共感」と「感動」だったかな。 私自身の話…

「逆コナンくん」状態が鬱病である

ここ最近調子が良くない。他人と比較したり、普通と比較したりする思考回路が活性化し、無力感に苛まれている。良くなったかと思いきや、こういうふうに症状がぶり返すのは、この病気では常だが、やはり辛い。今までの治療はどこへ??と。果たして治るのか…

「花鳥風月」を求めるココロ

うつ病になって失ったものはたくさんあると思っていた。仕事、収入、人間関係、地位、夢、希望。当時はその喪失感の大きさに我を失い、日々死にたい死にたいという言葉を念じていた。生きている心地がしなかった。しかし、最近はそうでもない。というか、頻…

「おかしいな」に気づくこと

ここ最近はまた堕ちるサイクルになってきているように感じていて、心のアラートが点滅している。 「あ、このままだとまたズーンって堕ちるところまで堕ちるな」 というのがなんとなく分かってくる。他人から思いもよらぬ指摘をされた時の無能感、いままで出…

「普通」に合わせる必要はない

「普通になりたい」 私もこの病気になってから数千回数万回頭に浮かんだ言葉で、その都度苦しんできた言葉。 ここでいう「普通」ってなんだろう。おおまかに、企業に務めていて、家庭を持って、子供も育てて、いわゆる日本における「平均」付近の人生を送れ…

レールから外れて気がついたこと

私は無職。NPO法人の副理事やったりしているけど、立ち上げ間近で収入はゼロ。そういった意味で、誰からから報酬を得て生活しているわけではなく、失業手当と貯金で生きてる状態。 これまではどこかの企業に所属して、その企業の仕事で人とのつながりが増え…

「べき論」が作り出す不幸というモンスター

大人達が子供達に「夢を持ちましょう」「目標を持ちましょう」「やりたいことをみつけましょう」といった人生のアドバイスをするケースを良く目にする。大人になるにつれて今度は、結婚は○○歳まで、就職は大手企業へ、お墓は守っていかないと、家を購入する…

あれから四年経過したね

さっき、両親から電話があった。特に用事も無いし、この間話したばかりなのに何故、と思ったが、3月11日という節目に僕の状態を確認したかった様子だ。両親と震災について深く話したことも無いし、実家は大きな被害も無かったのだが、やはり色々と思うことは…

「自分」という物語を楽しむということ

うつ病の人は「他人」と比較して「自分に足りないもの」を見つけ出す。「自分にあるもの」は「無い」と思い込んでいる傾向が強い。ただ、それは生い立ち、とりわけ「親からの愛情をどう注がれてきたのか」という点で大きく左右されている。 親から抑圧されて…

「あなたの夢のために戦う時が来たら、荷物をおろせ」

今読んでいる本に書いてあった言葉をタイトルとして引用。最近、また調子が悪くなってきており、脳みそはオーバーヒートするわ、心は重たくなるは、体は気持ち悪くなるわでてんてこ舞いなんだけど、何かに集中すれば多少和らぐだろうと、本を読んでた。 うつ…

あれもこれもそれも

うつ病の人は自信が無い。私もそうだ。 なんでこれが出来ないんだろう、今まで何をしてきたんだ、他の人はどんどん前に進んでるし。云々。 気がついたら毎日呪文のように唱えている。頭の中でエンドレスリピートで、もうお腹いっぱい。疲労困憊。疲れてしま…

自分の受け入れ方〜悲鳴が駆け巡る日々〜

先日、「自分の受け入れ方 著:加藤諦三」を読んだ。可能であれば全てを転載したいほど心にグサグサ刺さる内容で、半分癒され半分絶望した気分にされられたのだが、幾分癒やし効果の方が高かったらしく、今、再読している最中だ。 全てを転載するのは不可能…

ファッション化する「メンヘラ」

ここ最近思うこと。 「メンヘラというキーワードがファッション化して、本当に病を患っている人たちや、精神の不安定性に向き合っている人たちも、それに半ば内包されてるってのはあまりよろしくないよね。」 ということ。 (下記、該当しない方もいらっしゃ…

世界全てが恐怖に感じた日々(慟哭

昼に起床→ぼーっとしたままソファに横たわる→気がついたら夕方→食欲もなくテレビを流す→夜になりベッドへ→眠れずに朝を迎える→気がついたら寝ている。以下ループ。 基本的な僕の生活パターン。 運良く会社を休職することは出来たものの、落ちぶれ・ポンコツ…

「強弱のモノサシ」しかもってない人々

人を評価する時、強弱・高低でしか評価できない人が多く散見されるようになった。こと、この病気を患い、日本社会のレールから爪弾きを食らってから顕著に感じれるようになった。 1つの価値観。高度成長期から日本人に求められた社会資本としての「勤勉性」…

うつ病の症状(僕の場合

うつ病の症状は様々で、これが発生したらうつ病である。と断定することは難しい。また、血液検査やX線で明らかな異常を検知することが難しいため、患者からの自己申告から帰納的(いくつかの症状が出ているため)にうつ病と診断されるケースがほとんどだ。 …

うつ病になりまして(白目

発病して5年目。 2度の再発に苛まれながら31歳を迎えた昨年末。 「いやいやいやいやいくらなんでも長過ぎるでしょ。」と心のなかで毒づきながら、見通しの立たない明日と、AVを見ても勃たない下半身と、それに膝をつく自分。 「それうつ病ですね。うん、うつ…