IT企業でうつ病

IT業界で10年勤務。うつ病2回。勃起不全。只今闘病中でこれからの人生をどう生きていこうか考え中。

ガッガリしたよ by両親からの電話

はい。先日、両親から電話があった。

内容的には、仕事は見つかったのか、結婚はどうするんだ、病気の状態はどうなんだ、と質問攻めをくらい、心配してるの、不安なの、と言われゲンナリしたわけ。

 

んーとりあえず生きてるって事だけに感謝って出来ないものなのかな〜。うつ病って「いつ治るか」なんて不明瞭だし、人生をかけて付合ってく病気なんだけどな〜。そんな中で生きているって、自画自賛で気持ち悪いけど凄いと思うんだけどね。両親はそうでは無いらしい。

 

なんかさ、なんの仕事するとか、それはどういう仕事が良いとか、生活費はどうするんだ、東京にいるから治らないんだ、地元に帰ってきなさい、とかさ、どーでも良いし関係無いと思うんだよね。30歳そこらの大人が考えて選択して生きてこうとしてるんだもの、そりゃあまりにも干渉しすぎで、正直鬱陶しい。仕事が見つかれば仕事するし、生活費が足りなければ公的機関を活用するし、地元に帰りたいと思ったら帰りますよ、そりゃそうでしょうよ。

 

あと、僕には10年以上付き合っている彼女がいて、僕が健康な状態なら結婚も考えているんだけど、病状がまだ良くないことや、経済的な面も考えて先延ばしにしてるんだ。

それは先方の両親も理解していて、むしろ僕の病気を心配してくれているみたいで、大変ありがたくもあるし、安心感もある。

 

彼女は彼女で、「結婚」という形式に拘りはなく、子供を産みたい願望もなく、単に僕といたいからいるのよ、という。肝が据わっているというか、なんというか。いい人と巡り会えたな。と、ただただ感謝である。

 

しかし、先日の電話で母親からこんなことを言われた。

「世間体もあるし、お付き合いも考えなおさないとね」

たぶんこんな感じ。

この期に及んでまで世間体とか言っちゃうのね〜、と愕然とし、あまりのショックに電話を切った後泣いてしまった。

 

いい歳した大人が、自立した大人が、それぞれの人生を生きてきた中で培われた価値観や考え方を元に、今を生きているわけだ。それは誰の人生でもなく、僕の人生である。いくら親だからといって「世間体が〜」とか言われる筋合いは無い。断じて無い。

 

しかも心配している対象は「僕」でもなく「彼女」でもなく「彼女の家族」でもなく「自分たち」の「世間体」である。ということが心理的背景にあることを感じたので、尚更ガッカリしたのである。

 

すなわち、僕が「うつ病」である。ということも結局は「受け入れられていない」ということであろう。だから、「世間体」が出てくる。自分たちを守るために。まあ、「うつ病」である僕と付き合っているのは「負担だ」という認識をしている事自体もうね。。。

 

あ〜やんなっちゃうね〜。だから良くなんないだけどね。いつまでも「異物」「腫れ物扱い」されちゃうわけだからね。そして、守るために実家に帰ってきたらとシレっと提案したりするわけよ。嫌だね〜。

 

逆に彼女や彼女の両親は「病気である」という事も含めて僕を受容してくれているし、気さくに自然体で接してくれる。「ああ、これが自立的な大人の関係性なんだな」と感激したものである。

 

両親世代が生きた時代との変化を読み取れず、感じようともせず、昔ながらの価値観に縛られ「世間体」というキーワードで子供を縛り付ける。「大人」になった「我が子」という認識はなく、「我が子」はいつまで経っても「子供」という認識がコレを招いている一因だろう。

 

「ちゃんと生活できているか不安で」「あなたはまだ子供だから」なんて発言は僕の両親以外の方も子供に向けて言っているケースが多いように思うけれど、乱暴に言うとそれはあなたの問題で、僕の(子供)の問題ではない。要するに信用する器量が無い、自分の子育てに自信が無い、将来に対して不安ばかりを抱いて生きてきた結果なんだろうと思う。

 

自分たちが将来に対して「不安」をベースに生きてきたから、子供に対しても同じような行動、考え、人生観を求めるというなんとも身勝手な行為であると思う。

 

いい大学へ、大企業へ、年金はしっかり払え、貯金しろ、結婚して子供を育てろ・・・etc

 

これからの世の中、これらを満たす事自体がリスクだということにも気がついてない。なぜか?気が付かなくても生きていけるからだよね。公務員だったし、年金はもらえるでしょう。政府も手厚く保護してくれるしね。

 

僕らの世代はそうは行かない。国家もいつ破綻するかもわからない状態。日本では生きていけないかもしれない、目まぐるしく変化する中を生きていかなきゃいけない。そりゃ、いくら親子といえど、全く価値観も考え方も違いますよ。

 

それを前提に話し合いも出来ない。すぐ感情的になる、悲観的になる、不安になる。これではダメだよ。こっちが萎える。理性的な話し合いなんて無理。バカバカしい。

 

なので、せめて放っといて欲しい。とりあえず「生きていれば儲けモン」というスタンスで見守ってて欲しい。四の五の言わず、とやかく言わず。そこはもう「大人」としての関係として。

 

ほんと、ウザい。オレの人生にもう口出しするな。クソが!

 

僕が好きなカウンセラーのツイートを幾つか文末で紹介

 

 

 

どちらも我が家族には無かった概念で、僕が最も欲していたものです。素晴らしい考え方で泣きそうになったわ〜。

 

本日は以上。